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おおもり歯科医院

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去年の夏の出来事から

「私、お子さんに逆上がりをやって見せていた先生の姿が忘れられません。子どもさんが逆上がりできたときには感動しました」
先日お越し下さった患者さんがそんな話をして下さいました。

去年の夏休み、毎朝ラジオ体操に通っていた時の出来事です。

ラジオ体操は近くの舞子墓園で年中行われています。
そこには毎朝200人くらい?の方が集まります。
去年の夏はまだおおもり歯科医院はなくて、わたしは勤務医でした。
夏休みの間、がんばって毎朝ラジオ体操に通うことを決め、犬を連れて子どもたちと一緒にがんばりました。

また、子どもたちは逆上がりがマスターできていなかったので、ついでに鉄棒の練習もしました。
わたしたちの自宅と舞子墓園の間にある北舞子公園が子どもたちの鉄棒特訓の場となったわけです。

わたしは鉄棒がそこそこ得意だったので、子どもたちにやって見せていたのですが、それをラジオ体操帰りに通りがかる方がご覧になっていたのですね。
下の子ができたとき、拍手をして下さった方がいたこと、覚えています。

夏の間、ほぼラジオ体操に毎朝通っていましたので、「黒い犬を連れた家族」というのは認知されたようでした。

そして年が明けて今年の2月、おおもり歯科医院を開院して、ある日ラジオ体操で集まっているみなさんに開院のお知らせを配りに出向きました。
目印の黒い犬を連れて。
実はその時みなさんがおられる場所で妻がコンタクトレンズを落としてしまったのです。

「夏に鉄棒をされていて、冬に来られて奥さまがコンタクトレンズを落とされて」
はじめてこられた患者さんからそんな話をしていただいて、うれしいやら恥ずかしいやら。

でもそうやって近所の方から声をかけていただけることはすばらしいことだと思います。
また、わずか8か月ですが開院の頃のことを思い起こすと、すでに初心を忘れているかもしれないとハッとしました。
患者さんにわたしたちの歯科医院を知っていただき、来ていただくためにどうすればいいか悩んでいたあの頃のことを忘れてはいけない、と。

それにしても、何ヶ月も、あるいは1年以上も前の出来事がきっかけでこうやって患者さんと出会えることは幸せなことです。
慌てずに日々きちんと過ごすことなんだとあらためて感じました。
そうすればまた明日も、きっとすばらしい出会いがあるはずです。

院長
by omori-dc | 2007-09-30 18:53 | episode | Comments(0)
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