今朝、診療所に行ってみると、玄関ドアのところに一枚の紙が挿入されていました。
セールスの知らせかと思うとそうではなく、予約されていた患者さんからキャンセルの知らせでした。
ご近所の方なのですが、わざわざ朝早くに届けて下さったのです。
わたしたちが診療所に到着したのが7時過ぎですから、それよりも前です。
「仕事が入ってしまったのでキャンセルさせて下さい」
直前のキャンセルというのは予約制をとっているものにとっては機会損失になりますから、大変残念なことなのですが、こうして手紙をいただくとそれよりもまずなんだかうれしい気持ちになりました。
うっかり忘れていたということもよくありますが、あとでその旨をご連絡いただくとやっぱりほっとします。
そりゃ誰しも忘れることありますから、と思えるんですね。
人間関係ってそういうものかなと思います。
いつだって「お互いさま」「持ちつ持たれつ」の関係で暮らしているわけですから、少々のことは目をつむるというほうがいいような気がします。
同じキャンセルでも、こういう手があったんだ、と感心させられたわけでした。
院長