12月1日~12日開催の須飼秀和展(ギャラリー島田)に行ってきました。
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展覧会初日、無事に。
ギャラリー島田は自分にとっての出発点なので、ここでの個展は新作を展示したいのですとおっしゃっていました。
個展直前に仕上げたという大作は見応えがありました。
その大作は姫路城天守閣からの眺め「ばんしゅうの夕暮れ」なのですが、ぜひ一人でも多くの方にご覧になっていただきたい作品です。
「いいなあと感じた風景で、難しいなあと思ったけれども、後回しにせずに自分への課題として描いた」
「写真だとこの部分は写らないけれど、あったほうが絵がしまると思って」
「描きながらわかってくること、見えてくることもあります」
ご本人に作品についての話を伺うと、また違った見え方がしてきます。
大きい作品なのに細部までていねいに描かれていて、作品に対する意気込みが伝わってきます。
自分を追い詰めるからこそ、これだけの作品になるのですね。
須飼さんといえば青い空、だったのですが、オレンジの夕焼けの空が郷愁を誘い、今回は冬枯れのグレーの空、雨の風景が印象的です。
たまたま車窓から見えた風景が心に残って、取材に行って描いたという作品の話も伺いました。
心に残る風景は名所と言われる場所とは限りません。
人それぞれに心に残る風景があるでしょうが、須飼さんの切り取り方は独特で、ハッとさせられます。
今回は空のない風景の作品を購入させていただきました。
おおもり歯科医院の待合室にやってくるのは個展が終わってから。
しばしお待ち下さい。
須飼秀和展、12月12日までです。
院長