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おおもり歯科医院

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トライやるを終えて

金曜の診療が終わって、中学生が書いてくれた黒板を置きました。
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こういう黒板はわたしには書けません。

今回、トライやるで来てくれた二人の中学生のおかげで、わたしたちも多くのことを教えてもらいました。
指導ボランティアという立場だったわけですが、指導を受けたのは中学生だけではなく、わたしたちのほうこそ、だったような気もします。

彼女たちの姿に、大きな力をもらいました。

彼女たちにとって、知的障害者の生活施設、ハピネスさつまに行ったことは心に残る出来事だったようです。
施設を訪問した翌日、お世話下さった看護師さんから電話がありました。

「もっといろいろな話をしてあげたかったのに、できずにスミマセン」ということでした。

いえいえ、十分に彼女たちには伝わっていますよ。
職員さんの姿は、二人の心を揺さぶりました。

もっといろいろしてあげたかった、というお気持ちがうれしいです。
ありがとうございます。

施設長さんが理解して下さって、施設のみなさんが協力して下さったこと、心から感謝いたします。

その施設で二人に語りかけて下さった、入所者の保護者であるTさんが、ご自身のブログで今回の出会いについて思いを綴って下さっています。

これからの未来を担う子どもたちですから、大人は子どもたちが成長してゆくのを支えなくてはなりません。
地域で暮らす者として、当然なのですが、これがなかなか難しい。
学校は、地域の中心的存在であり、地域を結ぶ役割も担っていると思いますが、現実的にはそれもなかなか難しい。

トライやる・ウィークは、地域の大人とこども、そして学校と地域の結びつきにとって、絶好のチャンスだと感じました。
それぞれが歩み寄るチャンス。

少なくとも、今年のこの一週間で、わたしはそれを実感しました。

声を掛けたら、誰しもが協力的で、「お役に立てるなら」と手をさしのべて下さいました。


実は、2週間ほど前に、「今年からトライやるの受け入れをやめました」という自営業の方の話を聞きました。
学校の対応への不満が募ったことが原因のようでした。
「子どもたちはいいんです」
「だから、対応が変われば、また再開するかもしれません」
そんな話をされていました。

事業所でトラブルを起こす生徒がいるということは、わかります。
わたしもどんな生徒が来るだろう、と心配でした。
生徒が原因で受け入れを拒むというのは、やむを得ない気がします。

でも、生徒が問題を起こすから受け入れをやめた、というのと、学校の対応への不満が原因でやめた、というのは、ずいぶん違います。

今日、学年主任の先生から、トライやるについて、「当初はこれほど続く事業になるとは想定されていなかった」というお話を聞きました。
これだけ続くというのは、惰性ではなく、有意義な事業だからでしょう。
わたしの娘もこの一週間、すばらしい経験をさせてもらったようで、いきいきしています。

だからこそ、地域の事業所とはよい関係を保っていただき、子どもたちの選択肢を広げてあげてほしいと思います。

ただでさえ多忙で、毎年担当される先生が替わるため、引き継ぎも難しいかと想像しますが、チャンスを失わないでいただきたいと切に願います。

別れ際に笑顔で手を振ってくれた中学生二人、そして娘の姿に感極まって涙を流したお母さんのためにも。

院長
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by omori-dc | 2012-11-10 00:03 | episode | Comments(0)
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